2016-07-09 06 三鷹研究所 私はあの人を知っている。私の中の貴女よりも。 でも、貴女がいなくたって、私はあの人を好きになったわ絶対。 私はもう貴女ではないの。私はもう私として生まれて生きてあの人を好きになったの。…でも、きっとあの人は今でも貴女を望んでる。 たまに見せるあの人の顔は、私を見ながらもどこか違うものを見ている。 そしてそれは私よりも貴女が知ってる顔なんだもの。ーーーーーーーーーーーーーレムの話。