私のドラゴン
何カ月か前、講義前に先生がある話をしてくれた。
なんでも、誰もがみんなドラゴンを飼っているのだという。
その話は、先生が子供の頃読んだ本の受け入れらしい
どの授業でもどんなに叱られてもひたすらドラゴンの絵を描き続ける男の子の話から始まるらしい。
当時先生は、題名にドラゴンと書いてあるのに本文にはほとんど全くその単語は出てこず
ついにはわからずじまいで終わってしまったものだからモヤっとしたのだという。
もちろんその正体は私達生徒に話している時点ですでにわかっているのは明白だったが
先生はヒント的なことは言ってもはっきり明かしはしなかった。
その後も何度か講義の度に
「最近はみなさんのドラゴンはどうですか」
ときいてきたが、結局言わずに終わった。
しかしきっと大半の生徒は察しがついているだろう。
ちなみに私のドラゴンは、白い紙や音楽の近くにいつもいる。
実にコントロールのきかない奴だ。
も〜いくつ寝ると、○○
早いことで、もう10月中旬ですね。
ついこの前まで夏休み、そして文化祭と色々楽しい行事がありましたが、
あぁ・・・全部終わっちゃったよ・・・。
最近前にも増して現実逃避が2次元世界の妄想になってきました。
貴重な休日、真面目に机に向かっていると思いきや、
何時間も自由帳に新たなオリジナルストーリーの設定を描きまくっているというね。
だって一度考えだしたらキリのいいとこまで考えないと逆に気が散るんですもん・・・。
うん・・・いいわけですね、これ
いや、いいわけにもなってないですね・・・ははは
どうやらもう100日きってるらしいです。
が・・・頑張ります!
「愛だ、愛 」 by窯じい
火曜日、アニメイトに行ってきました。
お目当てのものは『テイルズ オブ フレンズ Vol.4』のシュヴァーンのストラップ(ちなみに価格は472円)
しかし欲しくてもキャラの種類は10種。
つまり当たる確率が10分の1というわけなのですよ。
だがしかし!
あ、だがしかし!(←
そう!
私まさかの当ててしまいました!!!
愛の力ってホントに勝つんですね
(ぶっちゃけマジで当たるとは・・・)
もう帰宅中ずっと「信じることさ、必ず最後に愛は勝つ!」って頭でなってましたww
そうそう、レイヴンといえばアルターさんがフィギュアを作りますよね。
完成は来年らしいですが、色なしなら原型が公開されてます。
めっちゃカッコいいっす////
興味があったら是非見てみてください。
お祝いはみんなと共に(謎の女の子2)
それは去年の今頃の事だった。
【 誕生日おめでとう。今度そっちに遊びにいきます。 イラナ 】
とだけ書かれたウィック宛の手紙が届いたのは。
皆差出人の名には覚えがなく、狩りに出かけていたウィックをよそにありもない想像を膨らませて盛り上がっていた。
ウィックが帰ると、なぜかここの住人でもない者まで混ざって押し寄せてきて
「イラナって誰!!」
と一斉に聞かれた。
大勢の興味津々な目に見詰められ「な、何だよっ!」と一瞬戸惑ったウィックだったが、一言こう答えた。
「・・・妹だけど」
とたん部屋中から大きなため息が合唱のように流れた。
それから数週間
どうしたことか噂の妹イラナは訪れず、何か都合が変わったのだろうと、いつしか皆わすれていったのだった。
そして今年の7月25日・・・
その日ウィックは夕飯当番だったので、朝から森へ狩りに出かけていた。
「今日は何の丸焼きにすっかなぁ〜」
ウィックのレシピには丸焼きしかない。
その後ウィックは暮れまで狩り続けていたのだが、昼ごろから何かの視線を感じていた。
感覚が獣並みなウィックは、それは人のものだとわかってはいたものの、邪魔をしてくるわけでもなかったのでほうっといた。
しかし、狩り中の自分を見失わずにずっとついてきたその者には正直驚いていた。
ウィックは自分でもそれなりに足と体力には自信がある。とくに森の中ならなおさらだ。
だが、さすがにこう長時間見られているのは気持ちが悪い。
ウィックは意を決して視線の方へ声をかけた。
「おーい!いい加減出てきてくんねぇと気持ち悪いぞー!」
すると聞き覚えのある声と共に、木の陰から女の子が現れた。
「気持ち悪いとはなによ!気持ち悪いとは!」
「っ!おまえ!!」
とんと忘れていたその懐かしい顔
ただ一人の血のつながった妹、イラナ。
いつから会ってなかったんだろう・・・
最初は少しおこり顔だったイラナは、すぐに満面の笑みに変わると言った
「久しぶり、お兄ちゃん!1日早いけど、誕生日おめでとう!!」
二人は夜通し今までのことを話をした。
ウィックは旅やこの町の事を。イラナは孤児院の皆の事を。
「去年は行こうとしたら、ユネ姉さんの陣痛が予定よりかなり早く始まっちゃってさ。手伝いとかしてたら行けなかった・・・ごめん」
ユネ姉さんとは孤児院のいくつか年上の女性の事である。
血はつながってはいないが、そこでは皆家族なのだ。
「いいさ、そんなの。みんな元気ならよ!」
そんな調子で喋っていたのだが
朝、ウィックは疲れ果てていた。
「イラナ・・・おまえ疲れてねぇの・・・?」
「余裕よこんなの。女子を甘く見ないで♪」
「・・・」
よく女子の部屋から夜遅くまで話し声が聞こえてはくるが・・・
「やっぱついていけねーよ・・・」
朝家に帰ってケイルたちにイラナの紹介と事情を話したウィックは、即ベットで昼ごろまで爆睡した。
そして夜
パンッ!パァーン!!
クラッカーが鳴り響き
「せーのっ」
「誕生日おめでとう!ウィック!!」
今日も長い夜になりそうだった。
〜おわり〜
謎の女の子
〜7月25日・うごメモ町〜
ケイルは昼食の買い物のため、スーパーに向かう道を歩いていた。
今日も夏空の良い天気。
これならさっき干してきた洗濯物もすぐ乾きそうだな。
「さてと、午後はラナとタグルさんとこの手伝いをして、あと・・・」
「ねぇ君!」
「え?あ、なんですか?」
振り向くとそこには女の子が立っていた。
肩下ほどある金髪、もとい黄髪(?)に、ほぼ全身緑色の服。
背丈はケイルと同じか少し下くらい。
ここらじゃ見ない女の子だな。
でも、何だろう
こう・・・何か思い当たるような・・・
「ねぇ、ちょっと!聞いてるの!?」
「あ、すみません!何ですか?」
「この町にウィック=ドルンっていう男がいると思うんだけど、知らない?」
「ええ、知ってますよ」
知ってるも何も毎日会っている。
何より共に旅した仲間の一人である。
「ウィックに何か用ですか?」
「ええまぁね。今どこに行けば捕まえられるかわかる?」
”捕まえる”?
ケイルは一瞬疑問に思って警戒したが、見たところ危険そうな感じの子ではなさそうだ。
「・・・たぶん今頃だとあっちの森の中だと思います」
「そう、ありがと!じゃあね!」
「あ、でも会えるかどうかわからな「あー大丈夫大丈夫!」
女の子はそう言って、教えた森のほうへさっさっといって・・・と思ったらくるっと振り返って
「このあと雨降るから早く家帰ったほうがいいよ君ー!」
と叫んでまた歩いてった。
雨?
思わず空を見たが、まったく降りそうには思えない。
「・・・一応急ごうかな」
ケイルは急いで買い物を終え、家に帰って洗濯物を取り込んだ。
短時間ではあったがすでにほとんど乾いていたのであとは部屋干しで平気だろう。
そう思っていた時だった。
ザァ・・・・
雲も無いのに勢いよく雨が降ってきた。
通り雨であったので数分で止んだが、かなりの強さだ。
きっと多くの家の洗濯物たちが被害にあったことだろう。
現に、午後はお店の手伝いのほかに、タグルの家の洗濯物をトンと干しなおす羽目となったのだから。
帰り道、そのことをケイルはラナに話した。
「また会えたら礼を言わなくてはだな」
「ああ、そうするつもりだよ。ついでに理由も教えてもらいたいな。今後のためにもね」
普段”です、ます”調のケイルだが、以前旅した仲間とは少し楽に話す。
「結局、その娘はウィックに会えたのだろうか」
「どうだろう、何しろ狩りしてるウィックは見つけにくいからね。全身緑でこの時期保護色だから。」
「そうだなww」
「あ!そういえば明日ってウィックの誕生日だ!」
「そうか、じゃああとで何がほしいかきいてみなくてはな」
「まぁきっとまた、『美味いもん!』とか言うだろうけどねww」
しかしその日ウィックは帰って来ず、翌朝やつれた姿で帰ってきた。
例の女の子と一緒に。
〜つづく〜